原発の現場監督さん
原子力発電所の工事現場監督が原発の内部情報を発信します。柏崎刈羽原発トラブル・原発耐震不足問題・チェルノブイリ原発事故・原発での仕事・電力不足
原発爆発を想定して
*原発爆発を想定して*

考えたくないが、もし原発が爆発したら封じ込める処置を
しないといけない。
チェルノブイリは人海戦術でコンクリの棺を作った。
そして多数の犠牲者が出た。

同じ手は使えない。作業者の安全を確保しつつ迅速に
進めないといけない。

・なるべく近づかない方法
・被爆量を低減する方法

爆発後の事態を想定して各原発に配置すべき装備(例)

・作業用の厳重な防護服
・無線作業ロボットの早期開発(色々開発中だけど)と配置
・消防車の放水並みにコンクリを飛ばして固める装置

自分の身の安全を守ってくれる物が無ければ、
誰も処理作業には行かないよ。
そのための準備がないのが現状。不安。

お国のために特攻してくれと言われても、
装備が無ければ、私は行かずに逃げる。
だって、自分の体が大事だから。

構造上、日本の原発が爆発することは超異常事態が
無い限りは、ありえないと思っている。
核ミサイルの直撃、原発直下での超巨大地震、
頭脳集団テロリストの原発占領などがあれば、
どうなるか分からないけど。

これから世界中で原発が増えてくるので、
各国で万全の装備、態勢を整えて欲しい。

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原発の事故 1
「原発が爆発したら、どうしよう・・・。」

*チェルノブイリ特攻部隊の悲惨さ*
1986年4月26日 旧ソビエト連邦のチェルノブイリ原発4号機が
特殊な運転実験中に爆発した。

チェルノブイリ原発爆発事故の処理には放射能の恐ろしさを
知らされない人々が多数動員された。

旧ソビエト連邦は恐ろしい。

鉛の入ったエプロンを着て、簡易マスクを付けただけで、
放射能高濃度エリアにスコップ持って突っ込んでいく。
竹やりで戦車に突っ込んでいくようなもんだ。

放射能は目に見えないので測定器がなと存在が分からないから、
ソ連の偉いさん方は危険性を知らせないで特攻させた。

もし、危険性を教えてたら処理に向かう人は集まっただろうか?
多数の人が逃げ出すことになり軍隊が武力で脅して向かわせる
ことになったかも。

あの時代のソ連で多数の人が被爆しないで処理作業をする
良い方法ってあったんだろうか?
厳重な防護服を多数用意してあれば何とかなったかもしれない。
無いから簡易な防護で突っ込むことになった。

*爆発した隣の原発は運転継続*
爆発したのは4号機だが隣接する1〜3号機の運転は継続された。
止めたら電力が不足するからだろうけど、そこで働き続ける人も
大変だ。

30km以内の人々が移住させられたのに、その中心部で
仕事を続ける職員達は、どんな気持ちだったのだろう。

ソ連にとっては、健康よりも経済(電力供給)が大事だったのかな。
恐ろしいことだ。

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放射能を浴びる仕事 2
*突入前の演習あり*
高濃度のエリアで作業が必要になった場合、
短時間しか作業ができないので、その分の人員が必要になる。
場合によっては、対象作業を練習できる外部施設を作って、
作業の練習をしてから本番の作業をすることもある。

特殊部隊が突入する建物のダミーを作って演習するように、
時間勝負なので作業の練習をする。
間違ったり手間取ったりしたら、
別の人を投入しないといけなくなる。

こんなところにも原発にかかるコストはある。

それでも発電コストが安いということは
ウラン燃料の安さと効率のおかげだろうか。

*昔の噂話*
放射能管理区域に入るときは体にセンサーを付ける。
これは許容値以上の放射能を浴びるとブザーが鳴って、
退避を警告する。

昔の話だけど。
高濃度エリアに突入すると、短時間でブザーが鳴るから、
鳴りっぱなしで作業をしていた人もいたと聞いたことがある。

武勇伝と言っていいのだろうか?

建設業では
「自分の安全は、自分で守る」
という言葉がある。
そんなことを許す管理者がいたら、速攻で内部告発
すべきだ。

まあ、昔の話として聞くだけなので、
現在、そんなことを行うことはないと信じたい。

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放射能を浴びる仕事
「放射線作業手当てが付きます」

*運転後の原発内での作業*

運転後の原発内の放射線管理区域内で作業をすると、
当然ながら被爆する。
防護服を着ていても軽減するだけだから。

原発内で働く人の被爆量は管理されているので、
許容値以上の被爆をすることはない。

金額は各会社で違うだろうけど、放射線作業手当てが付く。
やっぱり気持ちのいいものでは無いからね。
一般の人より多く被爆するのは確実なので。

管理されている分、健康被害の心配は無いと思うしかない。

建設・プラント業でも塗装や粉塵作業の方が、
明確な数値で管理できない分、
よっぽど健康を害しているのでは。
建設業って大変です。ご苦労さまです。

私も現場での一日が終わると鼻の中が真っ黒になる。
工事現場は非常にホコリが舞っているので。
マスクしてても簡易マスクだから隙間から吸ってしまう。

*体力的には楽かもしれない*

高濃度エリアで作業をしたら短時間で退出になる。
すると、その日の残り時間は簡単な雑用をするか、
休憩しているか。ある意味、楽ができる。

手当てが付いて短時間で済む仕事には訳があるから。

放射能について理解したうえで、
その仕事を選ぶかどうかは本人次第。

ちなみに、私は建設中心なので運転後の原発内には
あまり立入ることは無い。
手当て無しで放射線内作業をするかと言われたら、
はっきりと断る。
人体に影響無いと聞いてても不安は残る。
手当ては、不安な気持ちの補償だと考えている。

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IAEA調査団結論
*柏崎原発安全に停止*

IAEA(国際原子力機関)の調査が終わり、
「原発は安全に停止し、損傷は予想を下回った」
という見解がでた。

新潟県知事も「事実上の安全宣言だ」として、
「風評被害が軽減されることを期待している」と語っている。

*トイレットペーパに負ける*

柏崎刈羽原発の安全性が証明されたのだけれども、
TV、新聞の扱いが目立たない。

泊原発のトイレットペーパ不審火の方が扱いが
目立ってたような気がする。

細かい(たいしたことない)トラブルも大きく報道してきたのに、
この大事な安全証明に対しては、さらっと流しているのは、
どういうこと?

読売新聞を購読しているけど、あやうく読み飛ばしそうだった。
悪い面を大々的に報道するばかりでなく、
良い面も同等に報道して欲しいものだ。

東京電力は叩かれたからって引っ込んでないで
堂々とアピールするのも仕事でしょ。少しは胸を張れ。

そうでないと、現場で汗水流して作業している者の
誇りは失われたままになる。悔しい。

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